第2回千葉県台風等被害(市原市)ボランティアツアーを実施しました。
日時:令和2年2月18日(火)
参加者 : 学生 8名、教職員 5名
場所:千葉県市原市上原203 上原ファーム
昨年、関東を中心に甚大な被害をもたらした台風15号、19号及び10月25日豪雨。
市原市里山ファームは台風15号の強風によるビニール倒壊、川の氾濫による農場全体の浸水被害を受けました。
今回で里山ファームへのボランティアは二回目の実施となります。
里山ファームでは以下のような活動を行いました。
(1)ビニールハウス内装の修復
いちご栽培用の栽培棚から培養用の土を取り除き、棚を覆っていた2枚のシートを回収しました。
(2)ビニールハウス脇側溝の撤去
土で埋められたU字溝を取り除き、他の場所へ移動させ、側溝脇に埋まっていたビニールハウス用ビニール及び単管
パイプの撤去を行いました。
(3)やぎ小屋の解体
風害と水害で倒壊してしまったやぎ小屋の解体を行い、今後はやぎ小屋を別の場所に移動し、解体した場所には、
いちご栽培ができるよう、周辺の倒木の撤去も併せて行いました。
(4)ビニールハウスパイプ位置の修繕
ビニールハウスの骨組みにビニールを張るためのパイプの設置とパイプを一本通すためにパッカーの高さを揃え、
設置しました。
◆◆参加学生からの感想◆◆
「ボランティアを通して感じたこと?学んだこと」
①初めて参加しましたが、力仕事が多く大変でした。行政から、お金はもらえても人員がまだまだ足りないことを今回でより理解しました。ビニールハウスでの活動が今回はメインでしたが、なかなか難しくあまり役に立てなかったのが心残りです。知らない人との作業は不安もありましたが、活動などを通して話す機会が多くあり楽しかったです。
② 台風の被害を受けた農場の復興支援ということでしたが、自分の感覚では、台風はかなり前のことと言う認識で、未だに復興が進んでいないことを知り、自分の無知さを痛感しました。当たり前ですが、散らばったものが自然と元に戻ることはなく、誰かの作業が無ければ復興は実現しないと感じ、復興は時間の問題ではないと気づきました。個人的には、たった一日ボランティアをしただけでよい気分になってしまいましたが、被害を受けた当事者の方としてはまだまだ復興の道のりは長く、大きな進歩ではなかったのではないかと思います。それでも、ボランティアをすることは大切だと改めて思いました。ボランティアに参加する人の気持ちが、被害を受けた当事者の方と同じ気持ちには決してなれないとしても、その活動は復興への一歩になることは違いないと思うからです。自分としましては、当事者の方の気持ちをわかったような気にならないようにしつつも、よく考えて接するよう努め、今後もボランティアに参加していけたらと思います。