水も汚れも弾きます!構造色塗装技術への一歩
?ロータス効果のある色褪せしない次世代塗装材料に向けて?

2025年01月09日

研究?産学連携

 千葉大学大学院工学研究院の桑折道済教授と融合理?学府博士前期課程2年の前島結衣氏らの研究グループは、武田コロイドテクノ?コンサルティング株式会社の武田真一氏と国立研究開発法人物質?材料研究機構(NIMS)の不動寺浩主席研究員らと共同で、超撥水性を示す構造色塗装が可能な技術を開発しました。疎水化メラニン粒子を含む溶液を刷毛や筆で塗ると、わずか数分で構造色による塗装が可能です。塗装後の表面は超撥水性を示し、水を弾くのみならず自浄作用を示すことから、次世代塗装材料としての応用が期待されます。
 本成果は、2024年12月18日に、学術誌Macromolecular Reaction Engineering誌で公開されました。

  • 筆塗りによる構造色塗装の様子と、塗装表面の水の接触角が160度を超える超撥水性を示すデータ。

    筆塗りによる構造色塗装の様子と、塗装表面の水の接触角が160度を超える超撥水性を示すデータ。