千葉大学先進学術賞 授賞式及び受賞者による研究発表が行われました
2024年10月22日
研究?産学連携
2024年度千葉大学先進学術賞は、5名の受賞者を決定し、2024年10月10日(木)に授賞式を行い、横手幸太郎学長から受賞者に表彰状が授与されました。また、同日に受賞者による研究発表が行われました。
【2024年度受賞者】
大学院人文科学研究院 立花 幸司 准教授
研究テーマ:伝統と経験的知見を統合した徳の理論に基づく現代社会における「生き方」の研究
Virtuous Life in Our Century: A Unity of Tradition and Empirical Findings of Virtues
大学院理学研究院 塚田 武志 教授
研究テーマ:プログラムの意味と検証のための数学的基盤
Mathematical foundations for program semantics and verification
大学院園芸学研究院 深野 祐也 准教授
研究テーマ:進化理論の応用による新領域の開拓
Exploring new research areas through the application of evolutionary theory
大学院薬学研究院 原田 慎吾 准教授
研究テーマ:高活性炭素種を用いた新しい分子変換法の開発と合成展開
Development and synthetic applications of novel molecular transformations using highly active carbon species
予防医学センター 花里 真道 准教授
研究テーマ:健康都市?空間デザインの基礎?萌芽的研究及び産学共同研究による社会実装の推進
Research on Healthy Urban and Spatial Design and Promotion of Implementation through Industry-Academia Collaboration
【2024年度千葉大学先進学術賞】
千葉大学先進学術賞は、次代を担う若手研究者の自立を促し、独創性の高い学術研究の発信に貢献するため、萌芽的な研究あるいは、独創的視点に立った研究等、高い研究能力を示した若手研究者個人を表彰するものです。
2024年度の授与にあたっては、各部局長に推薦依頼を行い、推薦のあった候補者20名について学術研究?イノベーション推進機構研究支援?推進部会における審査を経て、受賞適格者を学長へ報告し、5名の受賞者を決定しました。
※過去の受賞者については、こちら(千葉大学先進学術賞)からご覧ください。
【受賞のコメント】
大学院人文科学研究院 立花 幸司 准教授
「このたびは、わたくしの研究に対して千葉大学先進学術賞を授与していただき、感謝申し上げます。今後も、徳という観点から現代に求められる倫理のあり方について、研究を続けていきたいと思います。」
大学院理学研究院 塚田 武志 教授
「千葉大学先進学術賞をいただき、大変光栄に存じます。コンピュータプログラムの検証を行うための数学的道具を研究しており、千葉大学に赴任後は応用的な方向に手を広げてきました。産業界で使われるツールの開発を目指し、今後も研究に取り組んでまいります。」
大学院園芸学研究院 深野 祐也 准教授
「家族?共同研究者?部局の方々のおかげで、千葉大学先進学術賞という栄誉ある賞をいただくことができました。「最も基礎的なことが、最も応用的である」という言葉を心に留めて、これからも面白くて役に立つ生態?進化の研究を目指して精進したいと思います。」
大学院薬学研究院 原田 慎吾 准教授
「この度は名誉ある賞を与えて頂き、心より感謝申し上げます。千葉大学に着任して以来、私は一貫して「カルベン」に関する研究に取り組んできました。「カルベン」は非常に高い反応性を有する炭素種であり、その特性を巧みに活用する有機合成化学の開拓を目指しています。この挑戦を進めるにあたり、根本哲宏先生のご指導のもと、優秀で親しみやすい学生たちが着実に研究を推進してくれたことに対し、心からの感謝の意を表します。」
予防医学センター 花里 真道 准教授
「栄誉ある賞を賜り、家族や研究室の仲間、協働頂きました研究者の皆様、社会実装の様々な場を提供くださいました企業の皆様、ご指導?ご助言賜りました先生方に、深く感謝申し上げます。ありがとうございます。誰もが自然と健康を享受できる環境づくりに寄与すべく、研鑽に励みたいと思います。私一人の力では成し遂げられることには限界があります。引き続き、皆様からのご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。」