工学部創立100周年記念式典を開催

2025年01月10日

大学からのお知らせ

 12月7日(土)に、千葉大学工学部創立100周年記念式典、記念講演会及び記念祝賀会を開催しました。

 千葉大学工学部の前身校「東京高等工藝学校」は、1921年12月に官立専門学校として東京市新芝町(現在の東京都港区田町)に創立されました。その後発展を重ね、2021年に創立100周年を迎えましたが、法老王宫殿娱乐场の蔓延に伴い、慶事を控えていました。当日は、工学部と関係の深い企業や団体のみなさまをはじめとする学内外の関係者約200名に出席いただきました。

 西千葉キャンパス?けやき会館大ホールで開催された記念式典では、伊藤智義工学部長、横手幸太郎千葉大学長、原正樹工学同窓会長から式辞が述べられ、伊藤学司文部科学省高等教育局長(森 次郎同局専門教育課企画官代読)から祝辞をいただきました。続いて、創立から現在までの工学部のあゆみを紹介する動画が上映され、100年という長い歴史に思いを馳せました。

 引き続き行われた記念講演会では、千葉大学工学部の卒業生で、千葉大学特別栄誉教授の藤田誠氏(東京大学 東京カレッジ 卓越教授)から「自己組織化に魅せられて」と題して、千葉大学工学部での学生?教員時代の思い出や当時の西千葉キャンパスの写真を交えて、自身のライフワークである自己組織化の研究のルーツや現在の研究について講演いただきました。
 続いて、同じく千葉大学工学部の卒業生で、2023年にイグ?ノーベル賞を受賞された宮下芳明氏(明治大学 総合数理学部 教授)から「『味覚メディア』の開拓」と題して、出身学科である画像工学科での学習や思い出を振り返りながら、電気で塩味を増強させる食器「エレキソルト」の社会実装、味覚や味の合成の研究について講演いただきました。
 最後に、佐藤之彦前工学部長から、来場された方をはじめ、千葉大学工学部を支えてくださる多くの方への謝辞が述べられ、これからも優れた人材を輩出するために、教職員一同、気を引き締めて教育研究に当たりたいとのご挨拶がありました。

その後開催された記念祝賀会では、伊藤工学部長、原工学同窓会長によるご挨拶の後、横手学長による乾杯のご発声により、祝宴が始まりました。引き続き多くの関係者にご出席いただき、最後は出席者全員で記念撮影を行い、盛況のうちに幕を閉じました。

日頃より千葉大学工学部をご支援いただいているみなさま、会場にご来場いただいたみなさま、改めまして心より御礼申し上げます。未来を支える研究者?技術者の育成、先進的な研究成果の発信など、これからも邁進してまいりますので、変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。

  • (上)記念式典の様子/伊藤工学部長挨拶
    (下)横手学長挨拶/原工学同窓会長挨拶

  • (上)森文部科学省高等教育局専門教育課企画官ご祝辞/藤田氏ご講演
    (下)宮下氏ご講演/佐藤前工学部長挨拶