環境への取り組み

本学の環境?SDGsへの取り組み概要

Efforts for environment

環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001を取得

千葉大学は環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001を2005年1月に取得し、2013年には全国の大学で初めてエネルギーマネジメントシステムの国際規格ISO50001も取得しました。以来、ISO14001と50001の両方を取得する国内唯一の大学として取り組んできました。2019年からISO50001のみ自己宣言としましたが、現在も国際規格に則った環境?エネルギーマネジメントシステム（EMS）の運用を継続しています。

学生主体で環境マネジメントシステムを運用

千葉大学では教育の一環としてEMSを「学生主体」で運用するために、2003年に「環境ISO学生委員会」を設立しました。一般教養科目「環境マネジメントシステム実習」の受講生で構成され、毎年1～3年生の約200名が所属する学生団体です。大学がEMSを運用する上で必要なキャンパスの環境目的?目標?実施計画の原案作成、EMS教育研修の講師、内部環境監査員などの業務のほか、環境意識啓発活動や、こどもへの環境教育活動、緑化や堆肥化活動、古本市や自転車のリユース、エコグッズの作成、環境イベントの開催などキャンパス内や地域で様々な活動を行っています。近年では持続可能な開発目標（SDGs）の達成を目指して、京葉銀行と連携したプロジェクトも実施しています。

千葉大学方式という仕組み

学生組織を維持し、学生主体の環境マネジメントシステムを継続するために「千葉大学方式」と呼ぶ仕組みがあり、以下４つの特色があります。
１．大学のEMS組織の中に「環境ISO学生委員会」を置く
２．EMS運用の中核業務を学生が行う
３．学生委員会の活動の単位化?資格認定制度
４．学生委員会はNPO法人としても活動する

近年の受賞歴

千葉大学の学生主体のEMSや環境ISO学生委員会の活動は国内外から評価をいただいています。近年、国内では「地球環境大賞文部科学大臣賞」「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」「サステイナブルキャンパス賞学生活動部門」「環境コミュニケーション大賞」「環境配慮促進法特定事業者賞」「サステイナブルキャンパス評価システム（ASSC）プラチナ認定」を、海外からは「Sustainable Campus Excellence Awards，Student Leadership部門」「International Green Gown Awards，Student Engagement部門」などの表彰を受けています。

学生がつくるサステナビリティレポート

本学が2004年度より発行している環境報告書は、環境ISO学生委員会の学生が編集長を務め、学生が手分けして原稿の構成?取材?執筆?校正を行って原案を作成し、物質収支（マテリアルバランス）や環境会計等のデータは施設環境部環境ISO事務局が追加します。教職員の校正の後、デザイン専攻の学生がデザインを行い、学生編集部が進行管理を行うことで完成に至ります。2019年度から、環境に関する取り組みの報告だけでなく持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みの記載を充実させるべく「サステナビリティレポート」に名称を変更しました。

千葉大学方式、環境ISO学生委員会の活動、受賞歴の詳細はこちら

各種資料（サステナビリティレポート）

Reports and documents

この環境報告書は、「環境情報の提供の促進等による特定事業者等の環境に配慮した事業活動の促進に関する法律（環境配慮促進法）」に基づき、環境省の「環境報告ガイドライン2018年版」、「環境報告書の記載事項等の手引き」を参考にして作成しています。この環境報告書は、「環境情報の提供の促進等による特定事業者等の環境に配慮した事業活動の促進に関する法律（環境配慮促進法）」に基づき、環境省の「環境報告ガイドライン2018年版」、「環境報告書の記載事項等の手引き」を参考にして作成しています。